ヘッダーをスキップ
Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド
リリース7.0
E05172-01
  目次へ
目次
索引へ
索引

前へ
前へ
次へ
次へ
 

キャッシュ・グループについて

キャッシュ・グループは、TimesTenデータ・ストアにキャッシュされるOracleデータを示します。キャッシュ・グループを作成すると、単一のOracle表または関連する一連のOracle表のすべてまたは一部をキャッシュできます。

キャッシュ・グループは、「キャッシュ・グループ定義の作成」で説明するSQL文CREATE CACHE GROUPを使用するか、または「Cache Administrator」で説明するブラウザ・ベースのCache Administratorを使用して作成できます。

図1.1に、Oracle表CustomerをキャッシュするTargetCustomersというキャッシュ・グループを示します。このキャッシュ・グループ内のデータは、Oracleデータベースに保存されているすべての顧客に関する大量のデータ・セットのサブセットです。

図1.1 1つの表を持つキャッシュ・グループ

1つのルート表および1つ以上の子表を定義した場合、複数のOracle表を同じキャッシュ・グループにキャッシュできます。1つのキャッシュ・グループに存在できるルート表は、1つのみです。

複数の表を持つキャッシュ・グループでは、キャッシュ・グループ内の各子表は、外部キー制約によってキャッシュ・グループ内のルート表または別の子表と結合する必要があります。TimesTenでは外部キー制約によってキャッシュ・グループ内の表を結合する必要がありますが、Oracleインスタンスでは結合する必要はありません。キャッシュ・グループ内のルート表は、外部キー制約を介してキャッシュ・グループ内の他のすべての表を参照しません。キャッシュ・グループ内の他のすべての表は子表です。複数の表を持つキャッシュ・グループの詳細は、「複数のキャッシュ・グループ表の定義」を参照してください。

OracleからTimesTenキャッシュ・グループにロードされる基本単位は、キャッシュ・インスタンスで、外部キー関係を介してキャッシュ・グループのルート表の特定の行に関連付けられている行のセットを記述します。ルート表の主キー122によって識別されるキャッシュ・インスタンスは、キャッシュ・グループの各表内で強調表示されています。このキャッシュ・インスタンス・キーによって、ルート表の行およびこの行を参照する子表のすべての関連行が識別されます。

図1.2 複数の表を持つキャッシュ・グループ